手間を愛せない自分は嫌いじゃない

 

 

コーヒーの豆をミルで挽いてフィルターにお湯を注ぎ、

毎朝自分で淹れたコーヒーを嗜める人はかっこいいと思う。

 

 

出汁をとるのかほんだしを使うのか

生姜はチューブかすりおろすのか

めんつゆは買わずに手作りするのか

 

 

私はいわゆる”ちょっと生活にこだわりを持ってる人”になろうとしていた。

で、とりあえずそういう人たちを片っ端から真似をしてみた。

でも実際やってみて思ったことは、コーヒーも出汁もそうだけど、

手間を愛せないと無理だなと思って続かなかった。

それに気づくと同時に、自分が本当は死ぬほど面倒くさがりで

いろんなものをいい感じに扱うのが死ぬほど下手だということもわかった。

 

私の生活は、

ご飯は楽してそれなりにおいしければ満足だし、

毎日ぱぱっと化粧がいい感じに決まって、

安く可愛い服が手に入れられるのが一番嬉しいのだ。

つまり、最高に庶民的なのだ。

 

 

私は服が大好きで、かつてはいろんな服を増やしていた。

ブランドや最新ファッションに興味があるというよりは、

自分に似合う服を探して組み合わせ、着飾ることが好きだ。

 

ただ、本当に持っている服を満遍なく扱えていたかと言われるとそうではない。

だから、本当に大事で大切で破れたら泣いて修理にだす!!!ぐらいのレベルの服以外を全て手放してみた。

 

実際それで生活してみたが、驚くほどに何も困らず、

むしろ服を選ぶ時間を取らずにいつも最高に好きな服だけを着られて満足なのだ。

これで服代はかからない。今ある服を大事にすればいいだけ。めんどくさくない。

 

こういう感じで、

『今まで「自分はこうじゃないとダメだ」と思ってたことが

意外とそうじゃなくてもいけちゃう』発見はめちゃくちゃ楽しい。

そういうのを日々の生活の中で積み重ねていく中で、

本当に譲れないこだわりが生まれていく気がする。

 

夏休みが始まってからこういうことを考えて暮らしてみて

1ヶ月で気づいたことを思いつくままあげてみる

 

 

<外見を飾ることについて>

・追う価値のあるブランドは現段階でzuccaのみ

・服に1万以上出さなくていい

・髪型は黒髪ぱっつんロング、ただし綺麗に保つ

・ネイルしてもそんなにテンション上がらないからしなくていい

・アクセサリーはつけなくていい、ピアスも付け替えない

・バッグ2〜3つあればいい

・口紅は赤2種類だけでいい、ただし色味は死ぬほどこだわって選ぶ

・アイメイクは二重にするのと下まぶたのキラキラ

 

<食事>

・食べてる時が一番幸せ

・なんやかんやで和食が好き

・朝ごはんは少しだけ食べた方がいい

・米の方が好きだけど米だけも無理

・雑味のあるものが好き

・家のご飯が落ち着く

 

<人間関係>

・1日中人と遊んだら次の日は基本的に何もできない

・3日連続で人と会うと寝込む

・バイトが存在しているだけで気持ちが終わるのでできるだけ入れない

 

<その他>

・ものを選ぶとき一番重視するべきはデザインだが、買わない理由が機能性だった場合は買わない方がいい

・インテリアはとりあえずIKEAを覗けば大体解決する

・貧乏性なので悩んでるなら高いものは買わない方がいい

・楽しくないと本当に何もできない

・変化に柔軟だがすぐ飽きる

・結局デザインするのめっちゃ楽しい

 

 

身の丈がわかる。

これが私で素がこれで嫌いじゃない。

無意識の見栄を張らなくていいので楽になったし、

これから頑張りたいことを頑張れる土台が整いつつある。

8月は大成功だったね〜

 

 

9月は本番、継続しつつ、

慣れに生じた余裕へ未来的要素を追加するのじゃよ!

ふぁい!