さらちのきもち

 

 

なんだか今日の夜は、わたしを形成している(と思っているだけかもしれない)すべての社会的な規範がごっそり抜け落ちて、何もかもがどうでもいい更地みたいな気持ちになってしまった。これから起こって欲しい睡眠も、明日の気分も、この部屋も、何もかもがどうでもいいような。

夜の、寝付くまでのこの時間がどうしてもいつも恐ろしく、眠りに逃げて思考のおおもとを消し去りたいと毎日願っているのに、いまだに適切な乗り越え方もわからず今だってこんなかんじで。

 

目に見えないものを信じることが私の救いになりつつある。わたしの目に見えるものは、わたしの目にしか見えていないものだから、ある・あったと信じた瞬間から真実になる。何も信じられない、確かなものなんて何もない世界、質量を伴ってることなんて表象の選択肢の一つでしかないしね